危険負担 (きけんふたん)
建物の売買契約などの双務契約において、契約後類焼などによって建物が焼け、売主の引渡義務が履行できないようなとき、損害(危険)を当事者のいずれが負担するかの問題をいいます。建物の引渡義務を負う売主(債務者)が代金を請求しえないとするのが債務者主義、買主(債権者)は代金を支払わねばならぬとするのが債権者主義です。民法の規定によれば、
- 不動産のような特定物に関する物権の設定または所有権の移転をもって双務(売買等)契約の目的とした場合は、債権者主義を採っているが、
- 自動車を10台売買するというように種類と数量だけが定まっているような契約の場合は、どの自動車を売るのかがはっきりした時点、つまり不特定物が特定物に変わったときから、買主である債権者が危険負担することとなり(民法534条)、
- その他の場合は債務者主義を採っています(同法536条)。
なお、実際の不動産取引の場合は、民法の規定とは逆に、特約をもって債務者主義を採っているのが一般です。
か行用語集
- 戸境壁(こざかいへき)
- 構造 (こうぞう)
- 公図(こうず)
- 公示地価(こうじちか)
- 権利証(登記済証) (けんりしょう(とうきずみしょう))
- 建築条件付き土地売買(けんちくじょうけんつきとちばいばい)
- 建築協定(けんちきょうてい)
- 建築確認(けんちくかくにん)
- 現状有姿売買(現況)(げんじょうゆうしばいばい(げんきょう))
- 原状回復義務(げんじょうかいふくぎむ)
- 契約の解除(けいやくのかいじょ)
- クロス直貼り工法(くろすじかばりこうほう)
- 区分所有権 (くぶんしょゆうけん)
- 躯体(くたい)
- クーリング・オフ
- 共用部分(きょうようぶぶん)
- 共有・準共有(きょうゆう・じゅんきょうゆう)
- 供託(きょうたく)
- 既存不適格建築物(きぞんふてきかくけんちくぶつ)
- 基準地価(きじゅんちか)
- 危険負担 (きけんふたん)
- 管理業務主任者(かんりぎょうむしゅにんしゃ)
- 換地処分(かんちしょぶん)
- 仮登記(かりとうき)
- 仮換地(かりかんち)
- 活断層(かつだんそう)
- 瑕疵担保責任についての特約の制限(かしたんぽせきにんについてのとくやくのせいげん)
- 瑕疵担保責任 (かしたんぽせきにん)
- 解約手付(かいやくてつけ)
- 買戻しの特約(かいもどしのとくやく)
- 解約(かいやく)
- 開発許可 (かいはつきょか)
- 開発(かいはつ)
- 階段(かいだん)
- 解除条件(かいじょじょうけん)
- 買替え特約(かいかえとくやく)
- コルクタイル
- コミュニティホール
- コーナーガラス
- ケーブルテレビ(CATV)
- クックトップ
- クロス
- クレセント
- クラック
- グラスウール
- クッションフロア
- 空気清浄機(くうきせいじょうき)
- クーリングタワー
- クーラースリーブ
- 鏡面仕上げ(きょうめんしあげ)
- 給湯器(きゅうとうき)
- キッチンパネル
- キッチン
- 基壇(きだん)
- 基礎工事(きそこうじ)
- 木 (き)
- カラン
- ガラリ
- ガラスブロック
- 鴨居(かもい)
- 壁式構造 (かべしきこうぞう)
- かぶり
- カウンターキッチン
- 買取保証システム(かいとりほしょうしすてむ)
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